KISSの原則
「KISSの原則」というものがあります。
「KISS」は一般的には「簡単にしておけ!バーカ!」という'Keep It Simple, Stupid' の略語ですが、語呂がいいので私は'Keep It Super-Simple'の方が好きです。どちらでもいいのですが、意味は「物事はできるだけ簡単に、単純にしたほうがいい」というものです。
日々この原則を心がけているのですが、なかなか実現できません。
ウェブ制作をしていて、デザインでもコーディングでもついつい余計なこと、複雑なことをしてしまうことがあります。
優れたデザインはシンプルで使い勝手がいいものですし、優れたソースコードは軽くてメンテナンスも楽です。
しかしシンプルで単純にすることほど難しいことはないと毎回思い知らされます。
シンプルでも見栄えのいいもの、相手に伝わるものが作れるというのは基礎知識や長年蓄積されたテクニックに基づいているものだからです。
努力なくしてKISSなしです。
コミュニケーションでもこのKISSの原則は重要です。
例えば複雑な内容、難しい単語、そういう言葉は幅広い人には伝わりません。
そういえばトランプ大統領が当選した理由も、演説が単純明快で誰にでもわかりやすかったから、なんて分析もされていましたね。
なんだか難しい言葉を使ってすごいことを言っているぞ~という空気を出すよりも、シンプルな一言で伝えられたら時間の節約にもなるし、相手も理解できて何もかもがスムーズに進みますよね。
(私の場合は主語が抜けているとか話の順序がおかしいとかという理由で伝わらないのですが…)
何かを相手に伝えたいときこそ短くシンプルに伝えたいものです。