ありがとう、さよなら「Googleウェブサイト翻訳ツール」
ITあれこれ:2019年07月30日
従来、Webサイト全体を安価に多言語化を実現する方法として「Googleウェブサイト翻訳ツール」を設置することが一般的でしたが、2019年1月に新規受付を停止しました。
「Google Webサイト翻訳ツール」は「Google Webサイト翻訳」の翻訳結果をサイト内のコンテンツのように表示できるウィジェット(Webサイトの部品)です。
同様のサービスで「Bing翻訳ウィジット」もありましたが、「Googleウェブサイト翻訳ツール」の新規受付の停止の後、いつの間にか利用できなくなりました。
新規受付を停止した画面に出ているメッセージ「ウェブページの翻訳が必要な方は、ネイティブで翻訳をサポートしているブラウザを使用されることをおすすめします。」以上の情報が公式にありませんが、これが全てを表しているのかもしれません。
2019年の時点で、主要ブラウザに、もともと翻訳機能が備わっていたり、かんたんに翻訳機能を追加できるのですから。
今年も、一つのウェブサービスが、その役目を終えました。
今後、従来、機械翻訳で行っていた多言語化は、ブラウザによる翻訳機能を利用する流れが主流となり、他方、本当に正確な翻訳済みコンテンツが重要なWebサイト(インバウンド向け情報発信、海外への販売など)ではネイティブスピーカーが翻訳をした実コンテンツを作る流れなっていくのでしょう。
by G.Oba