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VR(バーチャルリアリティ)の酔い問題について

ITあれこれ2017年01月30日
VR(バーチャルリアリティ)の酔い問題について

プレイステーションのVR(バーチャルリアリティ)も販売され、一般家庭でもVRを体験できるようになりつつあります。

以前に私個人で購入したVR機材「HTC VIVE」の対応ソフトも増えてきましたが、未だにVRの問題として「酔い」があります。

プレイ中に自分の立っている位置から動く事が無いソフトであれば、さほど酔うことは無いのですが、以下のような状態になると酔いやすくなります。
・カメラが激しく動く
・自分の意図しない方向にカメラが動く
・水平線を傾けない
※酔いには個人差があります。

これらを全て満たすソフトとして、ジェットコースターを体験するシミュレーションソフトがあります。
NoLimits 2 Roller Coaster Simulation
HTC VIVEを購入した当初に私も体験してみましたが、数分と持たずにダウンしました。

言葉で表すと難しいかもしれませんが、頭では実際にジェットコースターに乗って動いてると錯覚してしまうのですが、現実ではただその場で座ってるだけなので、現実とVRとの感覚がうまくリンクしないといった感じです。
ジェットコースターなので、高速でコースを走ったり、視点が90度傾くようなコースもあるのでさらに酔いが加速します。
(強くお勧めできませんが、是非とも一度体験してほしいですね)


最近のソフトではこの酔いを改善するために、漫画やアニメで出てくるような「集中線」のエフェクトを使った物が出てきました。
カメラが移動する際に集中線を掛けることで、体験者はその方向に動いていると感じやすくなり、
集中線があることで自然と集中線の先を見つめることになるので、視点がバラけずに酔いづらくなります。

このようにVRはまだまだ発展途上な部分が多いですが、次々と改善策が生み出されてきているので、快適にVRを体験できるようになるのも近いかもしれません。

by T.KOMATSU
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