複雑な心境
2019年9月、私はここ数年で一番の運の良さを発揮しました。
東京オリンピックのチケットが当たったのです。
アーティスティックスイミング(シンクロナイズドスイミングの名称が変わったんですね)のチームフリールーティン決勝/表彰式のチケットが!
小躍りしそうなくらいうれしかったのもつかの間
新型コロナウィルスの猛威によってあれよあれよという間に延期からの無観客開催となってしまいました。
最初はこんなに大事になるなんて思ってもいませんでしたから、オリンピックを楽しみにしていたのですが、月日が経てばたつほど心が離れ、最近は観客を入れようと入れまいと今東京には行けないからチケット代だけはちゃんと返してほしいな~くらいの感覚になっていきました。
今月になって再抽選が行われることになり、もし当たっても行けないからなぁ。
まあ運試しみたいな感じかなぁ。
と構えていたわけですが、結果は無観客開催。そう決まったときはやはり、がっかり、がっくり、気持ちが落ち込みました。
それまではチケットが有効だったので何かしらの奇跡が起きれば行けるかもしれない、という僅かばかりの希望があったわけですが、これでオリンピックを生で見ることが出来なくなったという事が確定してしまったので。
いよいよ今週東京オリンピックが始まるわけですが、中継でも見たいという気持ちと、本当だったら生で見るはずだったのに、という悲しみとが入り混じった複雑な心持でおります。
思い返せばロゴ登用問題から始まって、組織委員会の上の方々の失言、猛暑による開催場所変更やお台場の海の汚水問題、開会式の作曲家の過去の雑誌記事問題、選手村の設備不足に熱中症対策等いろいろトラブルがありますが、開催するからには、選手の方々には頑張っていただいて私はそれを見て感動したいと思います。
とはいえ、実況されるアナウンサーの方や解説の方、その他関係者の方が会場に入るのはまぁいいとして、タレントやら俳優やらそういった人たちが会場で競技を見てはしゃいでいる。
みたいな事態になったら私は怒りでテレビを見なくなるかもしれません。